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2007年6月24日 (日)

わたしの特別な書棚から-専門書紹介-(11)

動物学関係

こどもの頃、『わんぱくフリッパー』というイルカを主人公にしたアメリカのテレビ番組をみていて、イルカはもちろん、ちょっとひねくれものの私は、敵役でよくフリッパーにやっつけられていたサメにもとりつかれた。流線型の美しい体、かわいくさえ見える丸い目。興味を覚えたわたしは、さっそくサメに関する本を読んでみたいと思った。でも当時、そんな本はみつからなかった。

そして高校生のときだったか、スピルバーグ監督の『ジョーズ』が大ヒットしたため、ようやく何冊かのサメ本が書店にならんだ。

その頃からいまに至るまで、サメの本というと、それだけで集めてきてしまったが、最近は少々多すぎるようになってきて、内容が新鮮でないと購入するまでには至らなくなった。

今回と次回は、わたしの本棚に並んでいる(というより、もう詰め込み状態だが)サメの本のうち、なつかしいものやら、最近刊行のものやらを紹介してみたい。

Book
海のテロリスト―サメはなぜ人間を襲うのか?その本能と習性 (1973年)
販売元 主婦と生活社
定価(税込)    ¥ 830

これは最初に買ったサメに関する本で、テレビ番組で海洋冒険シリーズをやっていた有名なジャック=イブ・クストーの著作で、全7巻あるうちの2巻目、クストーのチームが世界の海でであったサメとのエピソードが綴られている。サメに関する情報はもう古くなってしまったが、読みながらわくわくした気分は、いまでも忘れられない。

Book
鮫 (1976年)
著者 谷内 透
販売元 ダイビングワールド

これも古い本になってしまった。入手するには、古書店で探すしかないかも。サメ各種を種ごとに生態や形態を述べ、ほかにも人類との関係などといったことが書かれている。現在では当時よりもサメの種数もふえ、物足りない感じになってしまったが、これを入手したときは常に枕元に置いておくほど気に入っていた。

Book

著者:矢野 憲一
販売元:法政大学出版局
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これは、文化史の面からサメの情報を集めた本。サメの伝説、民俗、さまざまな利用法、漁法など。古代のサメと人間との関係を考えるうえでは貴重な一冊である。

サメ・ウォッチング
Book
サメ・ウォッチング
著者 ビクター・G. スプリンガー,ジョイ・P. ゴールド
販売元 平凡社
定価(税込)   ¥ 1,835

まだ最近の本だと思っていたら、そこそこ発売から年数がたってしまった。サメに関する A to Z といった感じで、基本的な情報が網羅されている。

Book サメの自然史

著者:谷内 透
販売元:東京大学出版会
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これもやや年数がたってしまったが、生物、水産資源としての情報が網羅されている。記述は専門的。ちょいと高いが、それだけの内容は満たされていると思う。

サメガイドブック―世界のサメ・エイ図鑑 Book サメガイドブック―世界のサメ・エイ図鑑

著者:アンドレア フェッラーリ,アントネッラ フェッラーリ,谷内 透
販売元:阪急コミュニケーションズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

まだ新しいといえる本。カラー写真満載の図鑑で、ひとむかし、ふたむかし前より種数が増えたサメ類を確認するのに使わせてもらっている。

サメのおちんちんはふたつ―ふしぎなサメの世界 Book サメのおちんちんはふたつ―ふしぎなサメの世界

著者:仲谷 一宏
販売元:築地書館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

新しいサメ本のうちの一冊。軽そうな題名だが、中身はちゃんとサメの専門家が一般のひと向けにわかりやすくサメという生物を解説したもの。字が青いこともあって、疲れず読みやすい本です。ただ、写真も青く、ときに写っているものが不明確なものもある。

(12)へつづく

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