« バラ地蔵 | トップページ | わたしの特別な書棚から-専門書紹介-(18) »

2007年7月21日 (土)

イヌもネコもいない日々

わたしの思い出のイヌ・ネコたちの話 つづき

グルとラックが死んだあと、わたしは都内の公団住宅で独立生活をすることになった。そこは、小学生から中学生にかけて住んでいた場所でもあり、人生二度目の身近にイヌもネコもいない暮らしとなった。この間、わたしは会社勤めのかたわら、漫画家を目指していた。もう、20年以上前になるが、まだ昨日のことのように思える。

公団住宅だから、イヌ・ネコは飼育禁止だ。当初ネコは禁止されてなかったそうだが、飼い主の放任・無責任飼育が目につき、ネコも禁止になったらしい。

鳥や飼育カゴで飼えるような小動物ならいいとのこと。

近くに人間以外のいきものがいないと寂しくてならず、そこでわたしは鳥を飼うことにした。

ペリコ(ワタボウシミドリインコ)のつがい。

しばらくして、オカメインコ。そして、ジュウシマツ。セキセイインコ。友人からもらったキンカチョウ。

カゴがどんどんふえていく。

鳥もかわいい。でも、しばらくたつと、哺乳類のニオイが欲しくてならなくなった。

ハムスターのつがいを飼うことにした。まもなくこどもが6匹生まれ、これ以上増やせないと、オス・メで別カゴにした。

気がつくと、そこにシマリスの夫婦が加わった。こどもが1匹生まれ、またケージがふえた。

つぎは、哺乳類のぬくもりを肌で感じたくなった。抱ける動物…。

ウサギを飼いはじめた。掃除のためケージから出すと、電話のコードをかじ切って、そのときしばらくわたしは音信不通になった。

こうして、わたしの部屋の一室は、動物部屋となった。

このほかにも、都心のため周囲に緑がなく、部屋に観葉植物などを置きまくった。やがて池が欲しくなり、部屋の真ん中にプラスティクの池を置いたが、この水がこぼれ、ふやけてしまった畳からエノキダケのようなキノコがはえた。面白かったが、さすがにそれはすぐにかたづけてしまった。

海水魚の飼育にも挑戦したが、これは管理がたいへんで、結局うまくいかなかった。

わたしの部屋の窓は表通りに面していたが、夜、部屋の明かりがついたところを外から見ると、ジャングルに見えたらしい。知らないうちに、わたしは他の居住者のあいだで有名になっていた。管理人さんの目が、厳しくなった。

そんなこんなの日々を過ごしていたとき、あの子がやってきた。

ネコの「すみれ」

公団だから、ネコは飼えない。

そう言うと、そのネコをつれて来たひとは、部屋をみまわし、

「いまさら、なにをいうか」

といった。

もっともだった。そして、わたしと多くの小動物たちと「すみれ」との暮らしが始まった。緑に覆われた、都心の公団住宅の一室で。

精神的に不安定になっていたのかもしれない。そんなわたしを、「すみれ」が救ってくれた。

にほんブログ村 猫ブログへ

|

« バラ地蔵 | トップページ | わたしの特別な書棚から-専門書紹介-(18) »

「ペット」カテゴリの記事

コメント

お願いです!ペット可の所へ引っ越してくださいm(__)m
そして、わんこも一緒に暮らしてみては?
根っから動物が好きなんですよ・・・きっと!(笑)
優しさが伝わってきます。
我が家もペットは禁止なんですけど、古いことと、大家さんと
仲良くして目をつむってもらっています。
オカメインコ、犬2匹、3年前まで猫もいました。
許される事なら、犬を1匹増やしたいんですけど、無理ですね。

投稿: ひめちゃんママ | 2007年7月22日 (日) 02時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/247234/7208088

この記事へのトラックバック一覧です: イヌもネコもいない日々:

» 愛しのオカメインコちゃんにおすすめ [愛しのオカメインコちゃんにおすすめ]
オカメちゃん関連の商品をご紹介しています [続きを読む]

受信: 2007年8月 8日 (水) 22時42分

« バラ地蔵 | トップページ | わたしの特別な書棚から-専門書紹介-(18) »