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2007年8月17日 (金)

「すみれ」の思い出

「すみれ」がやってきたときの話は、前回書いた。

やわらかく、ぬくもりがあって、抱いたり一緒に寝たりすることのできるネコがいる。

いつも、そばにいる。

そうした環境が、自然というもののない都心の生活で荒れ気味だったわたしの精神を癒してくれたのだと思う。ミニ・ジャングルと化していたわが部屋も、次第に落ち着きを取り戻していった。

この間、ハムスターや鳥の具合がわるくなることがあったりして、近所の動物病院に駆け込んだりしたのだが、灯もついておらず患畜もいないところでは、「小動物はみられない」といわれ、鳥をみてもらった獣医師からは「なんでもない。大丈夫」といわれた夜にその鳥が急死したりして、すっかり獣医師への信頼感が失われていった。獣医師のなかには、別に動物に関心があるわけじゃない、人間の医者になりそこねたから、といった輩が多いとも知り、信頼できる獣医師をみつけることはなかなか難しいなどと思っていた。

ならば、少しは自分でも勉強しようと考え、獣医学の本、なかには動物園関係者しか読まないような野生動物の獣医学書まで、よくわからないながらも読みあさり、こうしたことから、『チピ』というマンガを描くことになったりした。

「すみれ」の思い出をもっと書きたいと思う。でも、小動物に手を出さず、仕事のじゃまもしない手のかからないネコすぎて、これといった事件も起きず、あたりまえのふつうの生活ばかりで、特別ここに書くようなこともなかった。本当は、そんなことのほうが大切なんだろう。

かわりに、写真を何枚か掲載しておこう。

「すみれ」は、なぜかゴマフアザラシのぬいぐるみ、それも限定されたサイズのものだけがお気に入りで、それがボロボロになるまで持ち歩いて遊んでいた。当初はブームもあって、取替え用もすぐに手に入ったが、そのうちブームも去り、なかなかスペアも用意できなくなった。かろうじて江ノ島の売店にあったという情報を得て、わざわざ江ノ島まで買いにったのも、楽しい思い出だ。

「すみれ」はいつもそのぬいぐるみをくわえているので、ぼろぼろになる頃には、ぬいぐるみのニオイも結構きつくなり、なんだかナスの漬物のようなニオイになったやつもあったっけ。

          3

           「これ、ぼくの」

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   ぼろとなり、いろいろ縫い合わせて修理したけど、それでも宝

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               疲れて寝るのも、ぬいぐるみのそば

そうこうした年月がたったとき、ある事情から(父の病気に始まる家族間のことだけど、わずらわしいので割愛)引越しをしなければならなくなった。ここからが、大変なことになるのだが、その話は次回以降。

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