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2007年9月11日 (火)

わたしの特別な書棚から-専門書紹介-(23)

動物問題関係

わたしが住むマンションは、ペット可ということになっていた。いや、いまも一応「可」なのだ。しかし、最近、エレベーターにイヌの尿があって誰も掃除に来ないということから、理事会で問題になり、ペット飼育をを禁止しようとする動きに発展した。

このマンションはもともとはペット禁止で(ただし、管理規約には記載されていない)、それでもペットを飼育するひとがいて、不況になって以来は、もうペット可にしないと新たな買い手もつかないだろうということでペット容認に転じたらしい。わたしが引っ越してきたときには、多頭飼いするお宅もあり、イヌが飼い主に抱かれることもなく、通路を堂々と往来していた。

「いくらペット可でも、マナーは守らなくては」と思っていたが、やはり問題になってしまった。

現在、理事会も事態を静観中といったところで、飼育種を登録するということにしただけで落ち着いているが、それは見かけだけでのことで、このこと以来、ペットを飼育しているひとたちが気をつかうというより、こそこそするようになり、ときどき声は聞こえても、ペットたちの姿を見ることはなくなってしまった(たまに毛布を抱えているひととすれ違うが、その毛布のなかに、イヌの耳が見えたりはした)。これでは、事態は改善されたとはいえない。ペットも飼い主も幸せとはいえないし、ペット飼育を快く思っていないかたにとっても、苦々しさを増すだけかもしれない。

近所では、まだまだイヌの排泄物があちこちに放置されている状態。リードなしの散歩も多くみかける。いろんなひとが、いろんな場で口をすっぱくしていっても、こういう状態なのだ。

このマンションでも、「いずれ、もっと積極的になんとかしなくてはならないときがくる」と思い、ここのところ、本棚にしまっていた集合住宅でのペット飼育の本を読み返していた。

そうした本を、ここでも紹介しておきたいと考える。

Book マンションで犬と暮らす―シティドッグ・マリーの物語

著者:小宮 清
販売元:草思社
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これは、著者が集合住宅で愛犬マリーと愛猫キクゾーを飼った日々の記録。集合住宅に限らず、イヌやネコを飼う心得・情報を読みやすい形で提供してくれている。

マンションで犬と暮らす幸福
Book
マンションで犬と暮らす幸福
著者   根本 寛
販売元   WAVE出版
定価(税込)   ¥ 1,575

ペット禁止の管理規約のなかったマンションで、ペット飼育禁止を強要してくる理事会と愛犬との暮らしをかけて裁判で闘った方の記録(横浜ペット裁判として有名になったようだ)。集合住宅でもペットと暮らすことができるということの大切さ、その場合の心構え・注意点、著者自身の喜びなどもつづられている。

集合住宅でペットと暮らしたい―ペットライフ、新時代 Book 集合住宅でペットと暮らしたい―ペットライフ、新時代

著者:井本 史夫
販売元:集英社
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前半は、集合住宅だろうが一戸建だろうが、イヌやネコを飼うにあたっての基本が述べられている。常識的なことが多いが、この常識が守られていないことが、ペット問題の基礎になっているのでは。他人のことを考えない飼育は、どこに住んでいようと関係なく問題を起こしてしまうわけで、まずここがきっちり理解されていないと、集合住宅ではペット禁止という前時代的な常識も打ち破れないであろう。後半は、実際に集合住宅でペット飼育を可にしていくためのノウハウが記述されている。本の構成からしても、前半が重要である点を強調しておきたい。

マンションで犬や猫と上手に暮らす Book マンションで犬や猫と上手に暮らす

著者:金巻 とも子
販売元:新日本出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これは、上記の本の著者の見解を参考にしているものだが、著者が建築士なので、建築士として最近のペット共生マンションのおかしな点、どういう室内構成がペット飼育にいいかといった、著者ならではの指摘・視点が参考になる。

ついでながら、近所に何棟もある大きな団地がある。最近たまたまその敷地中央をよぎる道を通ったとき、これまた大きな看板が目についた。イヌとネコの絵が描いてあって、その横に

「めいわくなので、わたしちは飼えません」

と記されていた。この書き方だと、イヌやネコの存在そのものが迷惑なもののようだ。もしかしたら、この看板を書いたひとは、そういう考えなのかもしれない。これに対して、いいたいことはいっぱい頭をよぎったが、この団地がそういう決まりでなりたっているのなら、「それはそれでどうぞ」といったところだろう。和を尊ぶ仏の心でみることにしよう。

でも、やっぱり、なにがどうでも、この表現は間違っている。

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コメント

どうしてマナーを守らないのか?自分だけ良ければいいのか?
マナーを守らない事が大事な家族であるペットに降りかかってくる!と言うことが分からないのか?分からないフリをしているのか?
公園の芝生の中はペット禁止と書いてあるのに平気で入れたり!犬はおしっこもするし、その芝生の上を子供達が転がりまわる事を親として考えたら嫌ですよ。マナーを守らない人が居る限りペット可の場所は無くなるような気がします。
動物が嫌いな人が居る事を忘れないようにしています。
嫌いな人にしてみれば匂いも、抜け毛も迷惑ですから。

投稿: ひめちゃんママ | 2007年9月12日 (水) 01時25分

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