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2007年11月

2007年11月24日 (土)

ニャアちゃん、うちに

「すみれ」亡きあと、夜中に近所のネコの喧嘩の仲裁にいったりしていたことは、前に書いた。

そのとき、逃げていくネコと、いつもわたしの足元にのこるネコがいたのだが、この足元にのこるほうが、体も大きくてふっくらしてて毛並みもきれい、ひとにも慣れているようなので、てっきりどこかの飼いネコかと思っていたりした。そしてそのうち、しょっちゅう見かけるようになったので、勝手に「ニャアちゃん」などと呼んで、寄ってくれば頭をなでたりしていたのだが…。

ある日、通りをはさんで向かいにある一軒家の前庭で、ニャアちゃんがそこの飼いイヌのご飯を食べているのをみかけ、たまたま家から出てきたおばちゃんにきいてみた。お宅のネコですか、と。

「いいやぁ。この子はもうずいぶん年で、ずっとここらでノラ暮らししてるのよ。性格がいいもんで、みんなから餌をもらったりして。でも、最近になって、ノラに餌をやらないようにという通達があって、ご飯がもらえないようになって。かわいそうだから、うちにくれば、イヌのご飯と水をわけてやってるのさ」

おばちゃんはそういって、気の毒そうにニャアちゃんをみた。かわいそうとは思っても、飼う気はないらしい。

そういえば、うちのアパートにも、「ノラネコに餌をやるな」という紙がまわってきて、それまであちこちに放置されていたネコ餌の空き缶も、以来すっかり見なくなっていた。

おばちゃんには、「そうですか」とだけいって、わたしはその場を立ち去った。ノラでも、こういうおばちゃんにご飯だけでも貰えているのなら、それでいいのかも、などと思った。どうやらニャアちゃんは、近所のみなさんのネコらしい。

その後、うちにはチャミとキャンディがきて、キャンディが死んだ。それから数ヵ月後のことだった。秋の大きな台風がきた日の夜、小さなベランダを叩きつける風雨のすごさにサッシのガラス窓に目をやると、そのガラスにべったりとくっついている茶色いかたまりに気がついた。

ニャアちゃんだった。雨を避けようとしているのだが、風も強く、びしょ濡れになりながら、少しでも奥にと、ガラスにへばりつく形になっていたのだ。

こんな日に、ほかに風雨を避ける場所もなかったのか。それとも、助けを求めにきたのか。

わたしは、たまらずにサッシを開け、濡れたニャアちゃんを抱いて室内にいれた。

「窮鳥懐に入らば」の心境だった。

タオルでニャアちゃんの体をふいていると、別室で寝ていたチャミがとんできた。

なにがおきるかな、と思ったが、チャミはすぐにニャアちゃんにすりより、甘えだした。ニャアちゃんも、それを許している。なんか、何年も前からの仲良しのようだった。そして、二匹くっついて、眠り込んでしまった。その姿は、まるで母娘のようだった。

翌朝、台風は夜中のうちに去り、快晴。ニャアちゃんは起きるとともにサッシのそばにいき、開けてやるとそのまま出ていった。

この日から、ニャアちゃんは、あたりまえのようにうちにやってくるようになった。くると、チャミがとんで出迎え、そろって寝る。起きると、ニャアちゃんはお出かけ。夜になると、ときどき蛾やヤモリをくわえてまた戻ってきたりした。

近所のひとはもうネコ缶を出さない。例のおばちゃんも、ねだられなければイヌのご飯をわけることもなくなった。ニャアちゃんは、いつのまにか、うちでチャミのドライフードをいただくようになった。

なしくずし的だった。かくして、ニャアちゃんは、うちの一員となったのだ。

Photo 12

うちにくるようになった頃のニャアちゃんとチャミ

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2007年11月17日 (土)

富士山の虹

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遠出などほとんどしないのに、たまには気分転換をしようと、仕事をほっぽらかして忍野八海まで行ってまいりました。

忍野八海はイメージと違って、ありがちな観光地となっておりまして、おみやげ屋さんの中を通らなければ、見ものの中池まで行けないのには、ちょっと笑ってしまいました。

ただ、そこから見えた富士山はきれいで、小さな虹がかかっていてたのは感動的でもありました。写真を撮りましたが、手前の木がちょっと邪魔でしたね。

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2007年11月11日 (日)

キャンディ早逝

キャンディのはなし。

小さな台風で活気にあふれた日々になって、まもないころ。

夕方、外出先から帰宅したわたしがみたのは、お風呂場前でうずくまるキャンディの姿。

それまでも、チャミと騒ぎ疲れると、さっさとひとりで寝てしまうキャンディだったので、最初はまたかと思っただけだった。しかし、室内にはいると、床に黄色い吐瀉物が。

チャミは元気。頭に警告音がなりひびいた。

今回こそは、すぐにキャンディを獣医さんに連れて行った。

診断は、伝染性腹膜炎。FIPというやつだ。ネコにとっては、致死率の高いおそろしい病気のひとつ。うちにきたときには、すでに親ネコ経由で感染していたのだろうという。キャンディは即刻入院。チャミにも要注意ということで、いったんわたしは家にかえった。

この病気は、致死率が高い一方、ネコによっては、風邪ぐらいの症状ですむ場合もあるという。

キャンディは、助からなかった。獣医さんからの呼び出しでかけつけてみると、キャンディの意識はもうなく、機械によって延命しているだけ、体はガタガタと激しく痙攣していた。

「楽にしてあげましょう」

獣医さんにいわれる前に、もうそれしかないとわかっていた。あまりにも可哀想な姿だった。

わたしは一度キャンディを抱きしめ、わかれを告げた。

最期の一瞬までそばにいたかったが、獣医さんから「研究のために解剖をしたい。よければ、あとは火葬まで含めてまかせてほしい」といわれ、世の中の多くのネコのためになるならと、解剖を了承するとともに病院をあとにした。それ以上、その場にいてはいけないような雰囲気だった。キャンディとの、わずかな思い出だけがあとにのこる。

あまりにもはやい、キャンディとの別れだった。最初にわたしの目をひいたきれいな子。今後の生活を楽しみにしていたのに。

のこったのは、小さくて痩せで毛並みがわるく、そのくせ、かなりなお転婆ネコのチャミ。

みてくれがわるくても、がさつで、暴れんぼうでも、もうチャミもかけがえのない相棒だった。

キャンディが、自分の姿を惹きつけ役にして、わたしのもとへ連れてきたような子。

チャミは皮膚が弱く、その後もしょっちゅう獣医さんのお世話になったが、伝染性腹膜炎にはつよかった。ちょっとくしゃみをする風邪程度の症状ですんでしまった。

キャンディはいなくなってしまったが、このチャミが、今後、つぎつぎと仲間をよびこむことになる。

Photo

記憶では、ずっと子ネコのままのキャンディ。

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2007年11月 8日 (木)

鎌倉漂着の馬歯についての追加

以前、鎌倉漂着の馬歯について、それが近世以前の日本在来馬か近代以降の大型化したウマのものか判断するには、まずの計測値を…、などということを記しました。

それはそのとおりなのですが、各遺跡出土の馬歯の計測値や現代サラブレッドの歯のサイズを比較してみると、ひとつひとつの歯の大きさは、案外近似するもので、これのみで判断するのは困難かと思われます。

臼歯列長といった、何本もの歯を並べた長さなどの計測値も重要になりますし、また、ひとつひとつの歯にしても、歯冠の大きさなどは年齢、磨り減りかたにもよるので、総合的な判断が必要になるでしょう。

念のため、追記しておきます。

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2007年11月 4日 (日)

パグ絵・なんだこれ

パグ、「だいすまさま」をみつける。

Photo_2

 「わしは、寒い日にお風呂につかり、冷凍みかんをかじるのが、だいすきなのじゃ」

久しぶりの絵が、こんなのですみません。

絵を描くのがペースダウンしておりますが、ゆっくりながら、もっとちゃんとしたものを描いていこうかと考えております。

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