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2008年1月27日 (日)

鎌倉漂着の土錘

久しぶりに、考古学っぽいことを書こうと思います。

写真は、鎌倉漂着の土錘です(上から、a、b、cとします)。土錘とは、漁網につけるおもりのこと。土製なので、土錘といいます。

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さて、この3つ。東京湾岸の各地遺跡出土の土錘の形態分類をした谷口榮氏によれば、a の球形のものは古墳時代を中心に、地域によっては平安時代までにみられるもの。b は、主として古墳時代の後期頃に用いられたタイプ。そして細長い c は、古墳時代から中世、おそらくは近世まで使われていたタイプということになります。

遺跡出土資料ならば、他の出土遺物との関係をみながら、この分類にしたがって報告文を書くところですが、漂着資料となれば、それぞれの時代も参考といったところでしょうか。

いずれにしても、こうした古いものが採集されるところが、鎌倉の浜の魅力でもありましょう。さすがに青磁・白磁といったものが採集されることは少なくなったようですが、こうした土錘や、須恵器片などは、まだちょくちょく採集されるようです。興味をもつひとが、少ないのかな。

参考文献

谷口榮 1991「北部東京湾岸における土錘の様相」

        『竹橋門』東京国立近代美術館遺跡調査委員会

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