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2008年2月17日 (日)

押しかけネコ・トラ行方不明

トラの話のつづき。

チャミとキャンディをひきとったときの苦い思いがあるので、トラをうちにひきいれるとき、まずなによりも獣医さんの健康診断を受けることにした。それに、そのときすでにトラはお腹をこわしていた。

診断の結果は、下痢以外は問題なし、お腹も、油ものをあげないようにしていれば回復するとのこと。とにかく、まずはそれでひと安心となった。獣医さんは、トラをまじまじとみて、「それにしても、手足の大きな子だなぁ」といって笑っていた。

しかし、うちにたどり着くまでどうやって暮らしてきたのか、トラは油ものへの執着が激しく、夜な夜な台所で洗ってあるフライパンをなめつづける。夜中にゴシゴシというしつこい音に目が覚めて見にいくと、そんなありさま。昔の夜中に行灯の油をなめる化け猫の話を思いだした。以来、その行動がおさまるまで、フライパンは常に棚のなか、おかげで台所はいつもピカピカ状態に保たれることになった。

そしてお腹の調子もよくなった頃、ちょうどチャミがワクチン接種を受けることになっていたので、いっしょに獣医さんまで連れて行くことにした。獣医さんまでは車で行くのだが、2匹いっしょにいれられるキャリーバックがない。そこで、つぎはニャアちゃんもいることだしと、大きなプラスティク製のケージを用意した。これが、ちょっと問題だった。

病院についてケージを抱えて入り口に入ろうとしたとき、ケージの底に掃除用に引き出せるようになっていたトレイがすべりだし、中であわてたトラが、トレイが出たことによってできたわずかな隙間から、外へとびだしてしまったのだ。チャミのほうは、なにごともなかったかのように静かにしてたが、トラには突然すごい恐怖に襲われたのだろう。外に出ると、一目散に病院わきの狭い空間へと走り込み、すぐに姿がみえなくなった。

あわてて獣医さんにも知らせ、周囲を探したが、トラはみつからない。とうとうその日は、チャミのワクチン接種だけすませて家に戻った。そしてそれから約一ヶ月、仕事後毎日のトラ探しがはじまった。

季節は、秋。秋の長雨が続くなか、ときには冷たい雨に濡れながらの捜索だった。まだつきあいの浅いネコだったけど、一度うちの子と決めたからには、かんたんにあきらめるわけにはいかなかった。せっかく、自分を選んでやってきてくれたのに、配慮が足りなかったばかりに怖い目にあわせ、トラにとっては見知らぬ町にほうりだしてしまったことになるのだ。周囲からは、もうむりでは、ともいわれたけれど、それぐらいしなければ、申し訳がたたなかった。毎日肩を落として家に帰っても、とても落ち着いていられなかった。どこかで、心ぼそくしているトラを思うと、たまらなくなった。そんなときは、夜中でもまた捜索にいったりした。

そんなこんなのある日、獣医さんから電話があった。

「裏のほうでノラネコに餌をやっている家があって、いつも多くのネコが集まってくるんだけど、そのなかにトラちゃんらしいのがいたんですよ。今日、保護したところなんですが」と。

すぐにとんでいった。病院にいたのは、トラと同じ年頃、毛並み、顔つきの手足の大きい子。

「トラだ! トラだ!」とわめいたあと、ちょっと疑問もあって、「ほんとにトラか?」とその子にきいてみた。応えはない。

獣医さんは、「こんなに手足の大きい子は、めったにいないよ」といいながら、「たまにいるんだよな。こういう飼い主さんとの縁の強い子が」と、何度もうなづいていた。

健康状態は良好。かくして、トラは完全にうちの子になった。12年たついまや、大きかった手足にみあうように体も大きくなって、今日もこたつにもぐっている。

あのとき、わが家にはネコが3頭いることとなった。これで落ち着くかと思いきや、まもなく、今度はイヌ騒動がおきることになる。

22

うちの子となり、おとなになった頃のトラ。

性格は、神経質。カメラを向けると、いつもこんな顔。

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